女王の孤独な巣作り

スズメバチの巣作りは女王蜂の孤独な作業で始まる。
5月下旬、札幌市中央区のマンションのベランダに、冬眠から目覚めたコガタスズメバチの女王蜂が現れ、巣を作り始めた。
1日に何十回もベランダを出入りする。
樹木などの繊維を唾液でこね、それを大きなあごを使って薄く延ばし、巣を作っていく。
全体は外被呼ばれる紙のような薄さのカバーで覆う。
幼虫が育つ六角形のスペースは「育房」といい、卵を産み付ける。
外被は6月上旬には、下方がすぼまり、とっくりを逆さまにしたような形になった。
卵は1カ月すると羽化して働き蜂になる。

https://www.youtube.com/watch?v=52wraYzb5Mk