きょう会談 地域の抑止力維持で連携確認へ

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180629/k10011499621000.html

日米防衛相 きょう会談 地域の抑止力維持で連携確認へ
2018年6月29日 4時16分北朝鮮情勢

小野寺防衛大臣は29日、アメリカのマティス国防長官と東京で会談し、米韓の合同軍事演習の中止が決まる中、地域の抑止力の維持に向けて、日米が緊密に連携していくことを確認したい考えです。

東アジアを歴訪しているアメリカのマティス国防長官は、中国、韓国に続いて29日、東京で、小野寺防衛大臣と日米防衛相会談に臨みます。

米朝首脳会談後、初めてとなる今回の会談では、北朝鮮に対し、核・ミサイルの完全で検証可能かつ不可逆的な方法による廃棄を求めていくことや、具体的な非核化の動きが見られるまで、北朝鮮への警戒・監視を続けることを改めて確認するものと見られます。

また、日本側としては、北朝鮮への対応について、中国や韓国とどのように連携すべきか、意見交換するとともに、8月の定例の米韓合同軍事演習の中止が決まり、地域の抑止力が低下するという懸念が国内で出ていることも踏まえ、抑止力の維持に向けて日米の共同訓練は引き続き行うなど、緊密に連携していくことを確認したい考えです。

さらに、28日、韓国で行われた米韓国防相会談で確認された、在韓米軍の兵力は維持するという方針を支持し、米朝両国が融和に向かう中でも、地域の安全保障バランスが崩れないよう、アメリカ側に念押しすることにしています。

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