仮想通貨への投資トラブル装う 詐欺未遂容疑で男2人逮捕 警視庁

 「仮想通貨」への投資トラブルの解決金名目で高齢男性から100万円をだまし取ろうとしたとして、警視庁捜査2課は、詐欺未遂の疑いで、東京都板橋区徳丸、無職、山田真史(まさし)容疑者(21)と、武蔵野市境、無職、中里倖(なかざと・こう)容疑者(21)を逮捕した。

 2人の逮捕容疑は今月下旬、大阪府枚方市内に住む80代の無職男性に息子を装って電話をかけ、100万円を詐取しようとしたとしている。

 捜査2課によると、2人は、男性に息子を装い「仮想通貨に友だちと投資した。友だちが用意した資金が横領して得たものとわかってトラブルになった」などと電話。解決金と偽って100万円をだまし取ろうとした。2人は十数人の詐欺グループのメンバーとみられ、ホテルや短期賃貸マンションを転々としながら、同様の犯行を繰り返していたという。

 捜査2課は22日、2人が拠点としていた品川区内のホテルの一室から、携帯電話約50台と約50万人分の全国の高校同窓会名簿などを押収。仮想通貨の投資トラブルを装い現金を詐取する手口は全国で70件、約2億円の被害が確認されており、捜査2課が関連を調べている。

2018.6.25 12:45
産経ニュース
https://www.sankei.com/affairs/news/180625/afr1806250009-n1.html