福島3号機、核燃料取り出し遅れか…最大2ヶ月

◆福島3号機、核燃料取り出し遅れか…最大2か月

東京電力は28日、福島第一原子力発電所3号機の使用済み核燃料貯蔵プールからの燃料取り出しについて、最大で2か月遅れる可能性があると発表した。
当初は今秋にも作業を開始する予定だったが、燃料取り出し用クレーンの制御盤の電圧設定にミスがあり、部品が焼損したため、交換が必要になったという。

クレーンは昨年11月、3号機の原子炉建屋最上階に設置した。
試運転中の今年3月、機器の異常を示す複数の警報が出て、正常に運転できなくなった。

原因を調べたところ、米国のメーカーが制御盤の電圧を誤って380ボルトに設定していたことが判明。
東電は制御盤を480ボルトの電圧で使用したため、絶縁体が溶融して回路がショートし、部品が焼損したとみられることがわかった。

※続きは非公開の有料記事のため、公開された無料記事のみ引用しました。

読売新聞 2018年6月28日 21時13分
http://sp.yomiuri.co.jp/science/20180628-OYT1T50102.html